老齢基礎年金とは
念のためですが、公的年金の全体像のうち、国民年金と老齢基礎年金の位置づけは以下の通りです(年金制度の概括はこちら)。
国民年金の保険料は平成16年(2004年)に決められた予定保険料額に名目賃金変動率を加味して決まるため、毎年変動します。
老齢基礎年金
支給期間:原則として65歳になったときに支給される。
受領条件:保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が10年以上である場合に受領できる。
年金満額:20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、老齢基礎年金の満額が支給されます。なお、支給される年金の満額は、消費者物価指数等に応じて変動しています。
回収サイト
ところで、老齢年金で受給すると一体何年で回収できるのか、回収サイトを調べてみたら以下の通りとなりました。
保険料と基礎年金の割合計算で試算すると、およそ10年(75歳)で元が取れるような計算になるようです。
実際はもう少し過去に安い保険料を支払っているため短いと思いますが、伝えたいメッセージとしては、回収年収は年々伸びている点です。
【未納がある場合】
もし国民年金に未納がある場合には、老齢基礎年金の受領額が満額から未納部分だけ減額されます。また未納がある場合、追納等の対応も可能です。詳細は別コラムでまとめていますので、以下ご覧ください。
参考(国民年金)
日本年金機構「国民年金保険料の額は、どのようにして決まるのか?」
参考(老齢年金)
厚生労働省「Press Release 平成31年度の年金額改定について」